所蔵品展「四季のうつろい―日暮れ」・「四季のうつろい―菊花」・「臨春閣 瀟湘八景図」
2021.10.29
三溪記念館では、原三溪やゆかりの絵画・工芸品、園内にある重要文化財建造物・臨春閣の障壁画などの所蔵品を、定期的に展示替えを
行いながら紹介しています。
今回は、深まる秋にあわせ日暮れ・菊花をテーマに構成しています。また、臨春閣の障壁画、狩野常信筆の「瀟湘八景図」も展示します。
みどころは、江戸時代に描かれた原三溪旧蔵の「菊図屏風」。金箔が貼られた地に胡粉と呼ばれる貝を砕いた絵の具で半立体に盛り上げ
た菊の花が散りばめられた画面は華やかな雰囲気が漂います。また、夕闇迫る山寺の情景を描いた横山大観筆の「遠寺晩鐘」では画題の
とおり日暮れを告げる鐘の音が聞こえてくるかのようなです。
■会場・会期
三溪記念館 第1・第2展示室
2021年10月28日(木)~12月19日(日)
■観覧料
無料(入園料のみで観覧できます)
■内容
《第1展示室》
四季のうつろい―日暮れ
横山大観「遠寺晩鐘」、黒田古郷「夕陰」、今村紫紅「夕暮」、小林古径「山村夕暮」
原三溪「漁村返照」・「薄暮」
《第2展示室》
臨春閣の障壁画
狩野常信「瀟湘八景図」
四季のうつろい―菊花
「菊図屏風」(原三溪旧蔵品)、「菊桐文箱」(原三溪旧蔵品)