寄附金の募集
未来へ、伝統の美を護る
三溪園の保存に向けた寄附のお願い
名勝・三溪園は、明治・大正期に製糸・生糸貿易で財を成した実業家・原三溪が、横浜に造り上げた日本庭園です。
およそ 175,000㎡(約 53,000坪)の敷地には、京都や鎌倉、飛騨などから移築された歴史的建造物が建ち並び、四季折々の自然と調和した見事な景観を形成しています。
原三溪は「古くから伝わるものや自然を大切にし、その素晴しさ・美しさを、みんなで分かち合おう」との想いから明治39(1906)年に三溪園を一般公開、今もこの原三溪の想いが庭園の隅々にまで息づいています。
しかし、こうした美しさは、そのまま放っておけば、歳月の流れの中で、いつか喪われていってしまうものです。事実、戦災により三溪園の美は傷つき、荒れ果てた時期がありました。
それでも、皆さまの憩いの場として三溪園の今日があるのは、原三溪の志に共鳴した多くの先人たちが三溪園を愛し後世に伝えようと日々努力を積み重ねたお蔭だと私たちは考えています。
自然素材で造られた日本の建築は、定期的な修繕を繰り返すことで、その生命を永く保つことができます。伝統技能である 「檜皮(ひわだ)葺き」や「柿(こけら)葺き」の屋根は、20~30 年ごとの葺き替えが必要で、その費用は年間2.6億円~2.9億円にのぼります。
平成の終わりに三溪園では、第二次世界大戦後の復旧から3回目となる建造物の大規模修繕に着手しました。まずは園を代表する重要文化財建造物の臨春閣を皮切りに屋根の葺き替え等を順次進めます。また、昨今頻発する地震を考慮して建物の耐震性を高めます。これらの工事にも1.5億円~2億円が必要となります。
令和という新しい時代を迎え、未来に向けた三溪園の保存への取組みがいよいよ本格化します。三溪園の価値、そして原三溪の遺志に共鳴してくださる皆さまに、美を護る志をお寄せいただきたく、ご支援の程よろしくお願い申しあげます。
令和元年5月
公益財団法人 三溪園保勝会
三溪園への寄附をお考えの皆さまへ
- ①都度寄附をご希望の方
-
1回ごとのご支援をいただく仕組みです。クレジットカード、銀行振り込みがご利用いただけます。
- ②マンスリーサポーターになる
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毎月一定額のご支援をいただく仕組みです。クレジットカード、銀行振り込みがご利用いただけます。
- ③100万円以上のご寄附を検討の場合
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三溪園保勝会あてに寄附のご意向をお知らせください。
お支払い方法を別途ご案内いたします。【お問合せ先】
営業時間 : 10:00~18:00 (土日祝日、年末年始、GWを除く)
メール : webservice@sankeien.or.jp
TEL : 045-621-0635
三溪園にご寄附をいただくと
- ①個人のご寄付の場合、所得税と住民税の優遇措置が受けられます
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ご自身で確定申告をしていただくことで税金の還付が受けられます。
確定申告の際は、ご寄付いただいた際に当財団が発行する「寄付金受領証明書」が必要となります。神奈川県内にお住まいの方(ご寄附した翌年1月1日の居住所地)のみ、
所得税に加えて住民税の寄附金控除を申告することにより、翌年度の住民税から控除されます。【所得税控除】
寄附金額 -2,000円 = 所得税率を掛ける前の「所得金額」から控除
控除される寄付金額は、ご寄附された年の総所得金額等の40%が上限です。
【住民税(県民税・市町村民税)控除 】
◎神奈川県横浜市にお住まいの場合
県民税 (寄附金額 -2,000円)×2%=税額から控除
市民税 (寄附金額 -2,000円)×8%=税額から控除
◎神奈川県内政令指定都市にお住まいの場合(川崎市/相模原市)
県民税 (寄附金額 -2,000円)×2%=税額から控除
◎神奈川県内政令指定都市以外にお住まいの場合(横浜市/川崎市/相模原市を除く地域)
県民税 (寄附金額 -2,000円)×4%=税額から控除
控除される寄附金額は、ご寄附された年の総所得金額等の30%が上限です
- ②三溪園からの感謝をお届けします
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ご支援いただいた額に応じて、特別催事のご案内や入園招待券をお届けします。