浮世絵師のパトロンもしていた原三溪(ペンネーム)さん。たぶん絵を描かせるための場所として考えていたのでは?と思うほどの美しい日本の風景です。
三溪さんも絵や唄をよみ茶人でしたので、庭園にある風景は本当に素晴らしいです。
とくに橋から座って見える風景。考えられてるなぁと思いました。
三溪園の美しさは神様がつくったもの、として謙虚な姿勢を貫いていたそうで一般公開も早くからされていたようです。
三溪うどん、いまで言う油そばのようなものですが「着物が汚れないように汁なしで具はあんかけ風にして麺にからめて食べるように」と考案されたそう。そんな心配りがきっといろんなところにあるのだとおもいます。(知らなければうどんなのに汁がない!ってなっていたはず)
とても美味しくいただきました。
日本文化を志す若者を応援する活動をメインにコレクターとしても白川郷ダムに沈むはずだった建物を移築したり、横浜の復興や日本文化を守るため美術=茶会を軸に活動されていたようです。浮世絵の絵の風景が好きな方はぜひ。
重要文化財、国指定など12の建物があり、それも見所ですが自然の木々や草花と水の流れる風景も合わせてみたときの素晴らしさが忘れられません。
きっと紅葉も美しいのでしょう
日本の四季を楽しめる庭園だとおもいます
結婚式の前撮りが1日1組であるようで、当日も美しい和装の花嫁花婿さんがいろんな場所で撮影されていました。
いまなら新緑の小道も公開されています。5/12まで。
桜は終わってしまいどうかと思いましたが、新緑の碧と緑と深い緑の葉っぱのコントラストやグラデーションが本当に美しいです。
水の音や鳥の声など、爽やかな風が吹いてとても気持ちよかったです。
茶室の周りは水が流れており、夏でもとても涼しく過ごせると感じました。
ガイドさんがボランティアしていて無料で聞けますのでそちらも利用されるとよろしいかと思います。ボランティアのみなさん、知識が豊富でとてもためになりました。1時間くらいでまわります。
駐車場ですが、上限がありませんのでゆっくりと見てまわりたい方には短すぎる時間設定です。なので近くの上限のあるコインパーキングを利用された方がよろしいかと思います