収蔵美術品
狩野 常信「瀟湘八景図」
江戸時代 前期
作者 | 狩野 常信 |
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名称 | 瀟湘八景図 |
時代 | 江戸時代 前期 |
材質等 | 紙本墨画 |
員数 | 9面 |
サイズ |
南側襖4面(1)170.7×92.0㎝(2)170.7×91.8㎝(3)170.7×91.9㎝(4)170.7×92.0㎝ 東側襖4面(5)170.5×92.0㎝(6)170.7×91.8㎝(7)170.5×91.9㎝(8)170.8×92.1㎝ 北側壁貼付面(9)174.5×81.7㎝ |
解説
重要文化財・臨春閣の第一屋「瀟湘の間」の襖絵。
古来より景勝の地とされた湖南省の八つの景、すなわち瀟湘八景(しょうしょうはっけい)が、9面に展開されています。
この画題は、日本では中世以来、山水画の定番の画題として描き継がれてきたもので、のどかな漁港、山あいの寺の鐘が響く風景などが四季の風景と併せて表されています。湖を基調とした風景は、波が意匠化された欄間や臨春閣から臨む池と呼応するかのごとく趣きがあります。
※現在の臨春閣には複製が嵌められています。