収蔵美術品
太閤角箱
桃山時代
作者 | - |
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名称 | 太閤角箱 |
時代 | 桃山時代 |
材質等 | 木製漆塗 |
員数 | 1合 |
サイズ | 35.0×35.0×37.0㎝ |
解説
四方と天板に大胆に大きな桐紋が配された、桃山時代を代表する高台寺蒔絵。
高台寺蒔絵とは、秀吉と妻・ねねが祀られている高台寺の霊廟に施されたような菊桐紋を配し、その左右で蒔き方を変えるなどの繊細な技巧を凝らしたものを指します。
臨春閣を豊臣秀吉によって建てられた聚楽第(じゅらくだい)の遺構の一部と考えていた原三溪は、園内に移築した際に、秀吉の時代(桃山時代)の美意識を求め、美術工芸の方面でも秀吉関係の書状や調度を集めました。本品はそのうちの一つです。