イベント情報
企画展「拝啓、三溪先生―松永耳庵と原三溪」
2025.10.31
松永耳庵(本名:安左ヱ門 1875-1972)にとって、「先生」と呼び慕う存在は二人でした。福澤諭吉、そして、原三溪です。
長崎県の壱岐に生まれ、慶應義塾に学び、ときに「電力の鬼」と揶揄されながらも戦後の電力再編成を担った松永耳庵という人物が、茶の湯を通じて尊敬をしてやまなかったのが、七つ歳上の原三溪でした。
ともに実業家で茶人でもあった二人は、茶湯を通じて親しく交流しました。耳庵にとって三溪は、心より尊敬する先達であり、原三溪の茶に対する姿勢・美意識から大きな感化を受けました。三溪もまた、耳庵を高く評価し、茶室や庭石を贈るなど、親しく接しました。
松永耳庵生誕150年を迎えることを期して開催する本展では、関係資料とエピソードから、二人の交流をたどります。
■会期
2025年11月1日(土)~12月9日(火)
■時間
9:00~17:00(最終入場16:30)
■会場
三溪記念館 第1・2展示室
■観覧料
無料(入園料のみで観覧できます)
■おもな展示作品
松永耳庵 「田中省吾宛書簡」昭和28(1953)年11月1日、原三溪「松永耳庵宛茶事の文」昭和10(1935)年、原三溪旧蔵「刷毛目盃 銘 幾年齢」、原三溪「蓮華図」昭和12(1937)年など

原三溪「松永耳庵宛茶事の文」昭和10年(1935)10月23日

刷毛目盃 銘「幾年齢」(原三溪旧蔵)
 
			 
				 
				 
				














 
								
																 
								
																
							 
								
																
							 
								
																
							 
								
																
							 
																	
																
							 
								
																
							






