収蔵美術品
重要文化財
重文「木製多宝塔」
室町時代 前期 ※宝徳2(1450)年銘
作者 | - |
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名称 | 木製多宝塔 |
時代 | 室町時代 前期 ※宝徳2(1450)年銘 |
材質等 | 木製彩色 |
員数 | 1基 |
サイズ | 36.0×36.0×39.0㎝ |
解説
平安時代から造られた日本独自の建造物である多宝塔を縮小して作られた木造小塔の傑作。重要文化財
本品は、多宝塔を細部にわたるまで忠実に縮小した舎利安置塔 (釈迦の遺骨を納める塔)としてつくられています。
下層天井にはめ込まれた板に墨書銘があり、それによると南都(奈良)の大工により、1450年(宝徳2年)に造立されたことが分かります。
原三溪は、1903年(明治36年)に奈良の古美術商・今村甚吉から本品を購入しました。