収蔵美術品
維摩(ゆいま)
大正8(1919)年頃
作者 | 下村 観山 |
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名称 | 維摩(ゆいま) |
時代 | 大正8(1919)年頃 |
材質等 | 絹本着色 |
員数 | 1幅 |
サイズ | 151.0×71.0㎝ |
解説
釈迦の弟子である維摩。水墨のあっさりした画面に見えますが、大振りな軸で、金泥(きんでい)を要所に使い、贅沢な作品です。下村観山(1873-1930)はこの頃、維摩や寿老人などの道釈人物画を多く描きました。
本作品は原三溪の次男・良三郎が他人へ譲渡したと思われる書付があり、三溪の購入記録にある、三溪旧蔵品だと考えられます。