収蔵美術品
破庭小禽
大正6(1917)年
作者 | 速水 御舟 |
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名称 | 破庭小禽 |
時代 | 大正6(1917)年 |
材質等 | 絹本着色 |
員数 | 1面 |
サイズ | 54.0×42.0㎝ |
解説
庭の一角、伸び放題の草木が緑青(ろくしょう)であらわされています。雑然とした庭は、枯れた植木鉢も一つ見え、これから秋に向かうのでしょうか。小鳥が二羽、点景となっています。
速水御舟(はやみ ぎょしゅう / 1894-1935)は東京浅草生まれ。松本楓湖の安雅堂画塾で学び、巽画会、紅児会、赤曜会、院展で活躍しました。大正のはじめ頃から三溪に援助を受け、牛田雞村、小茂田青樹と共に京都で合宿を行うなどしました。結婚に際しては三溪が仲人をつとめており、三溪の茶会に招かれることもたびたびありました。